おいしいトマトは健康な土作りが基本です。その土作りとは?
具体的な土づくりの作業は年間サイクルをご覧ください
「根っこ」は酸を出しながら伸びていきます。
その酸で、いろいろなものを溶かしながら、養分と水を吸収しています。
作物の根っこは、ポンプのように養分と水を吸い上げるのではなく、
圧力(浸透圧)の関係で、養分と水が土の中から根っこに入る仕組みになっています。
土作りは、根っこの環境を良くし、養分と水を吸収しやすくする為に必要な作業です。
そのために土の3つの要素である物理性・化学性・生物性をを分析し、
自分の求める理想の土にむかって努力し続けています。
最高の土へ、一歩一歩近付くごとに、「おいしさ」がレベルップしていく、
それが我が家(農園)の「親バカトマト」です。
「土」はほどよい粘土と有機物と、微生物の働きで出来ています。
「有機物」とは、どのくらいの腐食があるかということです。
その腐食によって、微生物が活性化され、土が団粒構造になり、水はけが良く、根が伸びやすい土壌環境ができるのです。
人間で言うと、健康診断の数値です。
・PH
・五大要素(窒素N、リン酸P、カリK、苦土Mg、石灰Ca)、
・塩基置換容量、
・塩基飽和度 を分析し、常にチェックしています。
一番大切なのは、バランスをとることです。
窒素、リン酸は、トマトに合ったバランスにし、
塩基バランスは、石灰50、苦土20、加里5のバランスを常に整えます。
これが崩れると、おいしいトマトが出来ません。
また助川農園のあるいわきの海岸部の土は砂質なので、
塩基置換容量(CEC、肥料を蓄えておける力)が低い性質があります。
人間に例えると胃袋が小さいので、どんなにご飯(肥料)を食べても、
沢山入っていかないようなものです。
土の胃袋を少しでも大きくするために、
完熟堆肥とゼオライトやモンモリナイトなどの
塩基置換容量が非常に高い粘土鉱物資材を混入し、
土壌改良をしています。
土の中にいる微生物の分野です。
同じ作物を作り続けると、
その作物の根っこから出る「酸」の好きな微生物ばかりが増えてしまい、
土中の微生物のバランスが崩れてしまいます。
結果、根っこが正常な働きが出来なくなるので、
病害虫などが発生し連作障害が起こります。
その解決法として、輪作体系をとることが基本とされています。
助川農園でも10年ほど前には、ナス科のトマトの後にウリ科のキュウリや
イネ科や豆科の緑肥を植えたりして輪作体系をとっていましたが、
現在は「還元土壌消毒」をして、連作をしているとどうしても発生してしまう
土壌病害虫を防除し、トマトに有用な微生物環境を整えています。
:参考:栃木県農業環境指導センター http://www.jppn.ne.jp/tochigi/gizyutu/point/No08.pdf
また、良質の堆肥を「ちょーど良い量」投入することによって、
堆肥中に大量に含まれる優良な微生物が、
土中の根っこの働きを良くしているので、
堆肥は欠かせません。
←土壌消毒後
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